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● 現役高校生の受験作戦 ●(旧コンテンツ)

まず、塾・予備校、両者の性質の違いを十分に納得してから、塾・予備校の授業を含めた、 学校外学習の為の自分の専用の時間割を組むことから始めましょう。

その為に、塾と予備校の相違点をまとめました。

現役生の立場から見た予備校

予備校といっても、最大手の予備校(Yゼミ・K塾・S予備校)と中小予備校は多少性質が異なり、全く同列に比較することはできません。 しかし、一般的に予備校利用のメリットは、豊富な講座、全国規模の模試、情報収集分析能力を受講者が享受できることにあります。 一方、予備校は規模に比例して、生徒個々人に対するフォローはマニュアル化され、1クラスあたりの受講者数は場合によっては200名を越えることもあります。 その具体例を2つほど挙げておきます。

  1. 「親身な指導」などと、どこの予備校も謳っていますが、予備校における実際の進路相談・学習相談は、生徒個人の特性を無視し (正確には、生徒個人の特性を教師・教務・ チューターが十分把握していない)、コンピュータによって打ち出されたデータを中心になされます。 例えば、学習相談であれば、生徒は実際にどの問題集を使い、どのような学習を行えば苦手な科目の苦手な分野を克服できるのか知りたいのであって、 その意味では、予備校の学習相談はあまり意味があるとは思われません。
  2. 「講師に自由に質問ができる」と言うのも、講師に質問できる機会が一応保証されていると言うだけで、 授業が終わり講師室に行けば質問者の長蛇の列であり、「大病院の数時間待って診療は3分」と、大差がないのが現状です。 それでも、肝心の自分の疑問が解消すれば待った甲斐があるのでしょうが、疑問が解消されないことが多々ある、と報告を受けています。

● 予備校の講師は本当に優秀か!?
結論から言えば、玉石混淆です。更に言えば、予備校講師の配置の関係で、 都心部(特に本部的な教室)には「玉」が、その他地域(町田地区を含む)には、「石」の方が多いようです。 現役の高校生や本年度卒業し大学に進学した生徒から聞き取り調査した結果では、 町田地区で受けられる講師で絶対にお勧めな講師は7名ほど(衛星授業を除く)でした。 ですから、もし予備校の授業を受講したいのであれば、予備校に勉強しに行くという意識を捨てて、 ○○先生の講座を受講するという意識が必要なことは明白です。その為には、事前の十分な情報収集が不可欠です (特に、1年目の講師の授業を受ける場合は注意して下さい)。唯、「私は、○△予備校のファンです。 予備校と心中します。」と言う生徒は、この限りでありません。

● 最大手予備校の「衛星授業」を検証する。
全国に衛星中継される授業ですから、講師・授業の質ともに粒ぞろいであることは確かです。唯、衛星授業は、 あくまでも情報が片方向にしか流れないため、授業を生で聞いている生徒以外の反応を、 講師が伺いしれないところに最大の弱点があります。その為、 授業を生で聞いている生徒とレベルが同一である場合にのみ、お勧めの授業であると言えます。

● 予備校主催の公開模擬試験は?
情報の宝庫です。これを利用しない手はありません。更に、母集団をなるべく均質なものにするため、 予備校は、非在籍生徒の参加も歓迎しています(若干の費用は必要です)。 是非、高校1・2年生の時から複数の予備校の模試を受験し、自分の位置の確認を行って下さい。 尚、VERITASでは、諸般の事情から、最大手予備校の模試のみ勧めています。

● その他、予備校の利用方法。
高校1・2年生の時には月に1回。 高校3年生であれば10日に1回予備校のロビーに行って入試情報を収集しましょう。 予備校によっては、ロハ(無料)で資料が山積みになっています。それを持ってきて、 自分の模試データと付き合わせれば、予備校自身が行う進路指導と同程度の成果は得られます。

塾・大手&中小予備校比較

授業と言うサービスを生徒に提供すると言う意味では塾も予備校も何ら違いはありません。 しかし、予備校が、あらゆる人に多品種多量の商品を販売するデパート・スーパーと同様であるのに対して、 塾は、ターゲットを絞り、商品構成を限定し、その道の真の専門家が良質な商品とサービスを提供するブティック(専門店)のようなものであることに違いがあります。

● 大手予備校は、デパート
デパート・スーパーにそれぞれ特徴があるように、予備校にも特徴があります。 日本橋の三越・高島屋、新宿の伊勢丹のように、老舗であらゆる講座を取りそろえているのが、 全国展開している三大予備校です。その特徴は、規模のメリットを生かしたものです。具体的には、
  1. あらゆる講座の設置
  2. 衛星授業の実施
  3. 全国規模の模擬試験の実施
  4. 書籍の出版
  5. 入試情報の収集分析
です。
しかし、大規模であるが故のデメリットも見過ごせないことに注意が必要です。前述したことのほか、
  1. 対象としている人数が多いが故に、一人ひとりの生徒のニーズを十分満たすことができず、 最大公約数的な授業サービス等の提供になってしまっていること
  2. 講師数に比例して、均質な授業を提供することが困難になっていること だからこその衛星授業なのですが、衛星授業にも前述のような問題点が残っています)
  3. 受験相談・指導も小回りが利かず、全てマニュアルに則った指導に終始していること
  4. 浪人生を対象とすることが本業であるため、現役生に対する対応は全て浪人生の後回しにされること 講師も、一軍は浪人生を対象に、現役生には一軍の一部と二軍・三軍が対応しています)
等の問題を抱えています。
この事から、三大予備校の本部的教室のみ行く価値があり、それも行くことを本当にお勧めできるのは、 東大・一橋・東工大・早慶上智を現役で狙える生徒についてのみです。

● 塾は、ブティック(専門店)
では、ブティック(専門店)である塾はどうでしょうか。ブティックの品揃えが、ターゲットを絞り込んだ、 限定された商品構成であることと同様に、塾も、それぞれ千差万別で、場合によってはマニアックかもしれません。 良心的で生徒のニーズを巧く汲み上げる塾もあれば、塾長の時代遅れで偏見に満ちた理念を中心に据えて、 それを押し進めている塾もあります。又、たとえ良質な授業とサービスを提供している塾であっても、 生徒のニーズやフィーリングとマッチしない場合もあります。気に入った専門店を見つけるまでは大変ですが、 自分のお気に入りを見つけたら必ずその商品については、そこに行って購入したり、相談することでしょう。 同様に、高校1・2年生の間に、沢山の塾の授業を無料で見学させてもらって、 自分にマッチした塾を見つけることが大切です。良心的な塾の授業は、予備校以上に生徒のニーズにマッチし、 三大予備校のデメリットとして挙げた点を全て解決しています。 そして、小なるが故にできないサービス(受講者の少ない科目の授業・全国模試)は、 大手予備校の情報を広範に集めることによって、 予備校の受講する価値のある講座・レベルのあった講座を塾生に情報提供したり、 全国模試を利用することによって解決しています。

● 中小予備校は、スーパー・コンビニ
最後に、中小予備校について簡単に言及しておきましょう。三大予備校が老舗のデパート、 塾がブティック(専門店)であれば、中小予備校はスーパーやコンビニに近い存在だと考えられます。 近場に合って通いやすい反面、本当に望んでいる商品(講座・講師)がない場合、妥協しなければなりません。 三大予備校と塾の中間的形態であるため、一部にはそれぞれのメリットを取り入れていますが、 両者のデメリットが露呈している場合も多々あるようです。具体的には、 講師は大手予備校との兼任 (兼任の場合、大手予備校で行う授業と中小予備校で行う授業に雲泥の差がある講師もいます)もしくは天下り。 プロではない技術の低い大学院生講師(採用試験として、VERITASで模擬授業をしてもらうと95%は、 採用レベルにさえ達しません)を多用していることなどです。

★ 結論 ★

  現役生に最もお勧めできる方法

  1. 塾・予備校に資料請求する。その際、 強引な勧誘・執拗な電話攻勢を仕掛けてくるような塾・予備校は、ハジクこと。 尚、執拗な電話に対しては、「そちらの塾・予備校には絶対に行きませんので、 今後電話は不要です」とはっきり意志表示します。

  2. 複数の塾・予備校の無料体験授業を受けてみる。その際、実際に授業を行う先生と、 体験授業の先生が同一人物であることを、確認する。

  3. 自分の中心(=最終的に学習相談・進路相談に乗ってもらう)とする塾・予備校を選定する。 その際、二大予備校の偏差値が70を越えていたら最大手予備校の本部教室 (予備校の期待の星ですから最高の講師がつくはずです)、62以下ならば、 個別的対応が必須ですので、信頼できかつ自分とフィーリングの合う塾を選択するのが賢明です。 一番難しいのは、62~70の生徒です。この範囲の生徒は、 基礎的能力を十分持っていますので、ほとんどの授業は理解できる反面、 もうワンランクの上昇がなかなか思うようにいきません。その意味で、 自分のニーズを的確に分析して、慎重に選定作業をする必要があります。

  4. 大手予備校・中小予備校の情報集める。 特に選択科目の情報集めがキーポイントになります(情報は、 「○○予備校の△△校の××先生の◇◇講座が良い。」と言う形で集めます。 受験産業と癒着した情報誌等に頼らず、自分と同レベルの友人から集めることが必要です)。

  5. 自分にとって必要な講座を選定し、友人からの情報・資料・体験授業を比較検討し、 自分の時間割を組む。塾を核にするのであれば、月曜日は○○塾の××講座。 水曜日に△△予備校の◇◇講座。木曜日に○○塾の△×講座。 土曜日に□□予備校の○×講座。又、学習相談・進学相談は塾の信頼できる先生に、 公開模擬試験は複数の予備校のものを受験する。と言うように、 個別的対応が必要なことについては塾を、 規模のメリットが必要とされることに関しては予備校を利用するのが、最も賢明です。

本稿は20年以上前に書いたものです。現状と異なる場合がございます。

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